欧州では、EUETSにおける排出枠(EUA)や京都クレジット(CER等)が、相対取引のほか、取引所においても取引されています。代表的な取引所には下記のようなものがあります。
| 取引所 | 所在地 | 取扱商品 | 特色 |
| 欧州気候取引所 (ECX) |
英国 (ロンドン) |
EUA先物、オプション CER先物、オプション |
排出量取引について最も流動性の高い取引所。 |
| BlueNext | フランス (パリ) |
EUAスポット、先物 CERスポット、先物 |
約定後直ちに排出枠と現金の受渡が行われるスポット取引が中心の取引所。 |
| 欧州エネルギー取引所 (EEX) |
ドイツ (ライプチヒ) |
EUAスポット、先物、 オプション CER先物 |
電力やエネルギー関連商品を幅広く取り扱う取引所。 |
| Nord Pool | ノルウェー (オスロ) |
EUAスポット、先渡 CER先渡 |
北欧の電力取引所。2005年よりいち早く排出量取引市場に参入。 |
排出量取引制度は、事業者同士での排出枠の取引が可能なことから、事業者にとって排出削減義務を遵守しやすくし、また削減目標達成のためのコストを抑制できる利点があります。このような利点が発揮されるためには、市場において排出枠・クレジットの取引が円滑に行われることにより、その流動性が確保され、価格発見機能が適切に働くことが必要であると考えられます。 そのためには、例えば、取引参加者が安心して取引できるような取引基盤(排出枠の法的取扱い、会計・税務上のルール、登録簿、取引所、清算機関等)を整備することや、排出枠価格の変動を緩和する措置(バンキングやボローイング等)を制度設計に当たって組み込むことも必要と考えられます。
排出量取引市場について、より詳しく知りたい人は


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